2022/07/05 更新 お知らせ
【コラム】医療・介護・福祉分野において、貴社の技術を活かした新製品の企画から開発までをトータルでサポートいたします

「過去に開発した自社の技術を医療・介護・福祉の分野で有効に活用して、新規事業・製品を開発したい…」
「医療・介護・福祉の分野で新製品の企画から開発までをトータルでサポートしてくれる企業を探している…」
「机上の空論ではなく、医療・介護・福祉における製品開発の実績があり、実証実験で有効性まで証明できる企業を探している
…」

こちらの記事では、そんなお悩みを解決してくれる企業をご紹介させていただきます。

リーフ代表 / 森 政男
リーフ代表 / 森 政男
はじめまして!リーフ株式会社代表の森 政男です。

弊社は、医療・介護・福祉分野における様々な課題を解決する、世の中にない新しい製品を生み出すシステム開発会社です。

私たちが開発した製品はこれまでに、TV東京・毎日新聞・産経新聞・読売新聞など、数多くのメディアに取り上げられて参りました。

現在弊社では、自社製品の販売だけでなく、自社の技術を活かして、医療・介護・福祉の分野に新たに参入したいという企業の皆さまの製品開発もサポートさせていただいております。

一例としまして、直近では日本を代表するスポーツ用品メーカーのミズノ株式会社様よりご依頼を受け、「Motion DNA」という歩行測定ツールを開発いたしました。

このMotion DNAを活用すると、「歩行能力」や「歩行タイプ」を瞬時に計測・診断することができます。その結果に応じて、歩行能力を維持・向上させていくトレーニング方法や、歩行をサポートする製品が分かるようになります。

弊社は他にも数多くの企業様と共に、各社がお持ちの技術を活かした製品開発のサポートを行ってきており、

  1. 製品企画
  2. 試作品の作成
  3. 実証実験
  4. 知財の取得

など、企画から製造、更には実際に市場に出すまでのサポートを一貫して行っております。

このような、新規事業や新製品の開発サポートを行うコンサルティング企業は多々ありますが、実際に自社で医療・介護・福祉分野における製品開発を行った経験がある企業は少なく、殆どの場合、アドバイスだけで終わってしまいます。

また、経験が乏しいため、そのアイディアさえも机上の空論で終わる場合が多いのです。しかしながら弊社の場合は、各分野において自社製品を開発してきており、開発後に実証実験のサポートも行っております。ですので、貴社の技術を活用した上で、大きな利益をもたらす製品の開発を共に目指すことができます。

今回の記事では、弊社で行っている

”自社の技術を活用して、医療・介護・福祉分野における新製品を開発したい”

という方向けに、製品開発サポートのご紹介をさせて頂きたいと思います。

1.新製品の開発サポートの特徴について

まずは、リーフの新製品開発サポートの特徴についてです。

1-1.実地経験に基づく製品コンセプト開発

医療・介護・福祉分野における新製品を開発するにあたって最も重要なのは

どんな製品を開発するのか?

という製品コンセプトです。

この製品の企画・方向性が実現性に乏しいものであったり、市場のニーズを踏まえたものでなかったりすると、新製品を作ったとしても上手くいきません。

この製品コンセプト開発において最も重要なのは、医療・介護・福祉分野における「企画→試作→実証実験→知財化→製造→導入」といった一連の実地経験があるかどうか」です。

製品コンセプトや新製品の企画立案をサポートするコンサルティング企業は世の中に数多くありますが、殆どの場合、それらの企業には医療・介護・福祉分野における製品開発を行った実地経験がありません。

つまり、コンサルティング会社自身で、医療・介護・福祉分野における製品を企画・実証実験・製造開発した経験がないということです。

そうしたコンサルティング会社は、確かに新製品のアイディア出しなどのサポートはしてくれるのですが、そのアイディアは机上の空論に過ぎないことが圧倒的に多いのです。

実地経験がないため、

  1. 実際に製造できるのか?
  2. 利用者やスタッフに受け入れられるのか?
  3. 他社の知財を侵害していないか?
  4. 病院や介護施設の審査に通るのか?

上記のような、様々な視点が欠けてしまっています。

その点弊社では、各分野における「企画→試作→実証実験→知財化→製造→導入」までの一連のプロセスを、製品開発を通じて経験して来ているため、実地経験に基づいた製品企画を行うことができるのです。

また、製品コンセプトを作る際にはマクロ的な市場データの分析だけでなく

  1. 利用者
  2. スタッフ

など、実際にその製品を使用する対象者の方と直接コミュニケーションを取りながら製品企画を行っていくので、製品が完成した際に

使いづらいから、やっぱり現場では使えない

といったようなミスマッチはこれまでに起きたことがありません。

例えば、弊社で開発した「Tree」という歩行リハビリテーション支援ツールは、実際に歩行リハビリが必要な利用者の方や、介護スタッフ様からの意見を聞きながら開発をいたしました。

実際の利用者の声を聞きながら開発したため、

これは現場で使いやすい

と高評価をいただきました。また、Treeの導入によって歩行リハビリ訓練に必要なスタッフの人数を削減することができ、現場の省人化に繋がっています。こうしてTreeは、社会的課題の解決に寄与した製品として、多くのメディアで取り上げられることとなりました。

ところが、他社のコンサルティングサービスは、殆どの場合、製品の企画そのものが市場のデータ分析のみによって行われるため、現場では使えないものが試作品として完成してしまい、再度企画からのやり直しとなります。

そのため、新製品や新規事業の立ち上げに莫大な費用と時間がかかってしまうのです。

かかってくる費用や時間といった点から見ても、弊社の製品企画は実現性が高いというのが大きな特徴です。

1-2.モックアップのデザインも行います

また、弊社では製品企画のアイディアを出すだけでなく、実際の製品モックアップの作成も行っています。

製品企画やコンセプトはあくまでも概念でしかなく、実際に

その概念をどう形にするのか?

という点が重要ですが、コンサルティング会社自身でこのモックアップまで作れるところは殆どありません。

モックアップとしては、イラストによるイメージも作成しますし、実物の模型も作成いたします。

モックアップ

イラスト等のイメージや実際の1/1の大きさのモックアップを作成することにより、実際に製品を使用する現場からのフィードバックの精度が高くなり、

作ってみたけど、現場では使えなかった

といった事態が起こりにくくなります。

また、弊社にはグッドデザイン賞を3回受賞した優秀なデザイナーが在籍しており、モックアップのデザインは全てそのデザイナーが担当しますので、品質の高いモックアップを作成することが可能です。

1-3.相談から最短3ヶ月で試作品が完成します

新製品の開発は

  1. 製品コンセプトの企画
  2. モックアップのデザイン
  3. 試作品の作成

という流れで進行していきますが、この試作品を最短3ヶ月というスピードで完成させることができます。

通常の製品開発の場合、この「製品コンセプトの企画」「モックアップのデザイン」「試作品の作成」を一か所で行えるところは少ないため、各工程をバラバラに発注することになり、試作品が完成するまでに膨大な時間がかかってしまいます。

しかしながら弊社では、この3つのプロセスを自社内で全て一貫して行うことができるため、どんなものを開発するかにもよりますが、約3ヶ月程度のスピード感で、実現可能性の高い試作品を作成することができます。

また、仕様書を必ず作成しますので、試作品の作成は仕様書を基にご自身で行っていただいても結構ですし、ご希望であれば、弊社の協力会社に発注することも可能です。

1-4.実証実験のサポートも行います

試作品の完成後は、製造に入る前に実証実験を行い、POC(概念実証)やPOV(価値実証)を行う必要性があります。

新製品の実証実験は、医療・介護・福祉分野においては実施が非常に難しいという業界の特殊事情があります。

というのも、この分野で実証実験を行う際には、新製品の実証実験に協力して頂ける病院や介護施設等との繋がりが必要となるのです。

弊社ではこれまで、医療・介護・福祉分野における様々な製品開発を行い、実証実験も行ってきたため、実験に協力いただける施設をご紹介することができます。

つい先日も「ベッド搬送アシストロボット」という看護師のベッド搬送の省人化を目指した製品の実証実験を地元北九州の病院で行い、多くのメディアから取材を受けました。

1-5.知的財産権取得のサポートも行います

新製品を世に出す際には、知的財産権の取得も併せて行うことが重要です。

知的財産権を取得しなかった場合、競合他社に製品のアイディアや仕組みなどを模倣されたり、自社が先行開発をしていたとしても、逆に訴えられたりするといったトラブルに巻き込まれる可能性が出てきます。

弊社では、提携先の特許事務所を通じて、新製品に関する知的財産権取得のサポートを行うことができます。

企業様によっては知財関連部署が存在する場合もあるかと思いますが、弊社提携の特許事務所に依頼していただくと、よりスピーディに知的財産権取得の手続きを進めることが可能です。

2.製品の開発事例

続いて、弊社が開発に携わった実際の製品開発事例をご紹介いたします。

製品によっては守秘義務が存在するため、公開できない部分も多くありますが、その点は何卒ご容赦ください。

2-1.ベッド搬送アシストロボット

まず、最初の開発事例は「ベッド搬送アシストロボット」です。

こちらは、病院でベッドの移動を行う看護師の皆様をサポートする製品です。

 

新型コロナウイルスが流行し、日本の医療現場を支える看護師の負担は大きく増え、日本看護協会が2020年12月に発表した調査結果によると、回答した1138病院のうちの21.3%が看護師の離職を経験し、45.5%が人手不足を訴えているというデータがあります。

そして、看護師の現場の仕事の中でも、大きな負担となっている仕事の一つが、寝たきりの患者を乗せたままベッドを診察室に移動するという作業です。

患者をベッドに乗せるとその重量は150~200kgを超えますが、通常はこれを女性2人で運ぶという非常に大変な作業です。

ベッド搬送アシストロボットは、これまで2人で行っていたベッドの移動を、1人でも楽に行えるようにしたロボットで、国内でもあまり開発事例がありません。

現在、このベッド搬送アシストロボットは、北九州市スタートアップ支援事業のサポートを受け、人手不足に悩む病院へ一刻も早く導入できるよう、実証実験を進めております。

2-2.Tree

弊社では、国内だけではなく海外からの依頼も受け付けています。

その内の一つが、シンガポール国立病院からの依頼でした。

シンガポールでは現在、少子高齢化が急激に進んでおり、その拡大する医療ニーズに応える製品の探索や開発を国を挙げて行っています。

そんな中で導入が決まったのが、歩行リハビリテーション支援ツールの「Tree」でした。

こちらは、歩行リハビリが必要になった患者様のリハビリをサポートする製品です。

Tree

従来の歩行リハビリには

  1. 2人のスタッフが1人の患者をサポートする必要がある
  2. リハビリ時の歩行をデータとして見ることができない

といった課題がありました。

こうした現場の課題を解決するのが「歩行リハビリテーション支援ツール Tree」です。

Treeは、歩行中の患者様がバランスを保つのを補助してくれるため、スタッフが1人付き添うだけでリハビリを行うことができるようになります。また、患者様の症状に合わせて、様々な歩行練習モードを設定することもできます。

そして、歩行練習の結果はデータとして記録されるため、履歴を見ながら次の練習を行うことができるようになります。それにより歩行練習の効率が上がり、更にはデータの共有やフィードバックを患者様に行うことができるため、リハビリに対する患者様のモチベーションアップに繋がります。

Treeは開発から10年が経過しましたが、現在は九州・東海・関東地方の病院に導入されています。

2-2.AM Unit

当初、Treeは体の片側に麻痺があり、歩行に何らかの障害がある方のリハビリサポートと、その歩行データの収集に利用されていましたが、シンガポール国立病院から

片麻痺患者以外でも、高齢者全般の歩行データを広く収集したい

というご要望があり、新たな製品の開発を進めることになりました。

そもそも歩行データというものは、医療・介護分野において、その人の健康を表す非常に重要な指標となっています。しかし、歩数・歩幅・歩行速度・左右差などといった各データを正確に測ることができるツールは殆ど存在せず、ストップウォッチに頼ってデータを採るのが一般的でありました。

しかし、ストップウォッチによる歩行計測では、歩行時間の測定しかできず、得られるデータが少なすぎるのです。

また、せっかく採れたデータも、測定者の技量によってブレが生じるため不正確になってしまうといった問題点がありました。更に、そのデータを数値化して、他者と共有することも難しいのです。

そこで開発したのが「AM Unit」という歩行計測ツールです。

AM Unit

一般的に、歩行計測ツールは体に様々な機器を装着する場合が多いのですが、弊社のAM Unitは機械の目の前を歩くだけで

  1. 歩数
  2. 歩幅
  3. 歩行速度
  4. 左右差

といった、様々な歩行データを取得することができます。

AM Unitの歩行テスト結果

3.まずはお気軽にご相談ください

リーフ代表 / 森 政男
リーフ代表 / 森 政男
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